防災とボランティアの日
歴史的記念日防災とボランティアの日とは
毎年1月17日は「防災とボランティアの日」です。1995年のこの日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに、1995年12月に閣議了解により制定されました。災害への備えの大切さと、ボランティア活動の意義を再認識する日として、全国各地で関連行事が行われています。
阪神・淡路大震災の記憶
1995年1月17日午前5時46分、淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3の直下型地震が発生しました。最大震度7を記録したこの地震は、6,434人の尊い命を奪い、住宅約25万棟が全半壊するという未曾有の被害をもたらしました。
都市型災害の教訓
阪神・淡路大震災は、近代的な大都市を直撃した初めての大地震でした。高速道路の倒壊、ビルの崩壊、大規模火災など、都市特有の被害が発生し、それまでの防災対策の見直しを迫られることとなりました。
ボランティア元年
この震災では、全国から約137万人ものボランティアが被災地に駆けつけました。組織的なボランティア活動がこれほどの規模で行われたのは日本で初めてのことであり、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれるようになりました。
ボランティアが果たした役割
- 避難所での炊き出しや物資の配布
- がれきの撤去や家財の搬出作業
- 高齢者や障がい者の生活支援
- 子どもたちの心のケアや学習支援
- 被災者の話し相手や情報提供
震災が変えたもの
阪神・淡路大震災は、日本の防災体制とボランティア文化に大きな変化をもたらしました。この経験は、その後の災害対応の基盤となっています。
制度の整備
1998年には「特定非営利活動促進法(NPO法)」が施行され、ボランティア団体が法人格を取得しやすくなりました。また、災害時のボランティアセンター設置や、企業のボランティア休暇制度なども広がっていきました。
防災意識の向上
建物の耐震基準の見直し、家具の固定、非常持ち出し袋の準備など、個人レベルでの防災意識も大きく向上しました。「自助・共助・公助」という考え方が広く認識されるようになりました。
今日からできる防災対策
- 家族との連絡方法や集合場所を決めておく
- 非常食や水を最低3日分備蓄する
- 家具の固定や落下物対策を行う
- 地域のハザードマップを確認する
- 避難経路を実際に歩いて確認する
ボランティアへの第一歩
- 地域の防災訓練に参加してみる
- 災害ボランティア講座を受講する
- 社会福祉協議会に登録しておく
- 募金や物資提供など、できる範囲で支援する
震災の教訓を未来へ
防災とボランティアの日は、犠牲者への追悼とともに、災害への備えと助け合いの精神を次世代に伝える日です。阪神・淡路大震災から30年が経とうとしていますが、その教訓は決して風化させてはなりません。この日をきっかけに、防災について家族で話し合い、いざというときに行動できる準備を始めましょう。