7月
24日
河童忌
歴史的記念日最終更新:
河童忌(かっぱき)とは
毎年7月24日は「河童忌」です。大正時代を代表する小説家、芥川龍之介の命日です。芥川が生前、好んで河童の絵を描いていたことと、晩年の作品に小説『河童』があることから、こう呼ばれています。35歳の若さで亡くなった作家をしのび、今も読み継がれる作品の数々に触れる日です。
芥川龍之介の最期と『河童』
芥川の死は、日本の文学界に大きな衝撃を与えました。
- 1927年7月24日: 芥川は東京・田端の自宅で、致死量の睡眠薬を飲んで亡くなりました。友人にあてた手記に記された「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」という言葉は、今もよく知られています。
- 社会風刺の小説『河童』: 1927年に発表された『河童』は、精神病院の患者が、自分が迷い込んだ「河童の国」について語るという形の物語です。河童の社会を通して、人間の社会や家族、宗教などを風刺しています。
今も読み継がれる作品
芥川の作品は、教科書にも載る身近な名作が多くあります。
- 『羅生門』『鼻』『芋粥』: 『今昔物語集』などの古典を題材にしながら、人間の心理を鋭く描いた短編です。
- 『藪の中』: 一つの事件について、関係者がそれぞれ食い違う証言をする物語です。黒澤明監督の映画『羅生門』(1950年)の主な原作となり、同じ出来事でも立場によって見え方が異なることを指す「羅生門効果」という言葉も生まれました。
- 『蜘蛛の糸』『杜子春』: 子ども向けの雑誌に書かれた童話で、今も多くの人に親しまれています。
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芥川龍之介にまつわる豆知識
- 芥川賞の創設: 友人の菊池寛が、1935年に「芥川龍之介賞」を創設しました。今も新人作家の登竜門として知られています。
- 夏目漱石の門下生: 芥川は夏目漱石の門下生で、1916年に発表した『鼻』を漱石に高く評価されたことが、文壇で注目されるきっかけになりました。
- 英語の先生だった: 作家として独立する前の1916年から1919年まで、横須賀の海軍機関学校で英語を教えていました。
- 最初の小説は『老年』: 芥川の処女小説は、学生時代に同人誌『新思潮』に発表した『老年』です。
- 映画は世界へ: 映画『羅生門』はヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、日本映画が世界に知られるきっかけになりました。
河童忌を過ごすヒント
- 『鼻』や『芋粥』など、短い作品を一編読み返してみる。
- 『藪の中』を読んで、登場人物の証言の違いを比べてみる。
- 芥川が暮らした東京・田端の「田端文士村記念館」について調べてみる。
- その年の芥川賞の受賞作をチェックしてみる。
100年近く読み継がれる、短編の名手
7月24日は、芥川龍之介の作品にあらためて触れる日です。教科書で読んだきりの『羅生門』も、大人になってから読み返すと、また違った印象を受けるかもしれません。今日は、短い一編を手に取ってみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日7月24日は「河童忌」、作家・芥川龍之介の命日です。河童の絵を好んで描き、小説『河童』を書いたことからこう呼ばれます。芥川は作家として独立する前、海軍機関学校で英語の先生をしていたそうです。教科書で読んだきりの『羅生門』、大人になって読み返すと印象が変わるかもしれませんね。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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