にわとりの日
食べ物の日にわとりの日とは
毎月28日は「にわとりの日」です。日本養鶏協会などが1978年(昭和53年)に制定しました。「2(に)わ8(わ)とり」の語呂合わせが由来です。鶏肉や卵の消費拡大を促すとともに、日々の食卓を支えてくれている「にわとり」という存在、そしてその命に感謝することを目的としています。2月28日は一年のうちで最もこの語呂合わせが意識される日でもあります。
日本人の食卓を支える「完全栄養食品」
にわとりが産む「卵」は、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素をすべて含むことから、かつては「完全栄養食品」と呼ばれていました。また、鶏肉は高タンパク・低脂質な食材として、健康志向の高まりとともにその需要は年々増加しています。2月28日は、安価で栄養豊富な鶏製品が、私たちの健康な体づくりにいかに貢献しているかを再認識する日です。
文化と歴史:神の使いからペットまで
古事記や日本書紀において、にわとりは「常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)」として登場し、太陽の神・天照大御神を岩戸から呼び出す役割を果たした「神聖な鳥」とされていました。また、江戸時代には観賞用の「和鶏(わけい)」として多くの品種が作られ、人々の目を楽しませてきました。2月28日は、食資源としてだけでなく、日本の文化や歴史の中でにわとりが果たしてきた役割を振り返る日でもあります。
にわとりにまつわる知識とデータ
- 一日の産卵数:一般的な採卵鶏は、ほぼ一日に一個の卵を産む。年間では約300個にも及ぶ。
- 和鶏(わけい):尾が極端に長い「長尾鶏(ちょうおどり)」など、日本独自の品種は国の天然記念物に指定されているものも多い。
- 鳴き声の秘密:「コケコッコー」と鳴くのは主に早朝。縄張りの主張や、仲間に朝を知らせる役割がある。
- 国内自給率:鶏肉と卵は、日本の畜産物の中でも比較的自給率が高く、食料安全保障の観点からも重要。
- 部位の多様性:モモ、ムネ、ササミ、砂肝、レバーなど、捨てるところがほとんどないほど多様な調理法がある。
感謝とともに、明日への活力を
にわとりの日は、食への感謝を形にする日です。私たちが口にする卵料理や鶏料理の向こう側には、飼育に携わる人々や、何よりもにわとり自身の尊い命があります。2月28日は、目の前の食事をいつもより丁寧に味わい、その恵みを自分のエネルギーに変えて、元気に明日への一歩を踏み出しませんか。
にわとりの日を楽しむヒント
- 鶏料理専門店やファーストフード店の「28日限定セール」を利用して、お得に鶏肉料理を楽しむ
- 卵を使った新しいレシピに挑戦し、オムレツや親子丼など「にわとりの恵み」を存分に味わう
- スーパーの卵売り場で、産地や飼育方法(平飼いなど)の違いに注目し、命の育まれ方に想いを馳せる
- 子どもと一緒に、にわとりが登場する絵本を読んだり、日本の神話におけるにわとりの役割を調べてみる
命の循環に、静かな「ありがとう」を
2月28日は、当たり前の食卓が、実は多くの命の犠牲と努力に支えられていることに気づく日です。命をいただく責任を胸に、食べ物を大切に扱う。その心のあり方が、私たちの生活をより豊かで誠実なものにしてくれます。今日という日が、あなたにとって「食」を愛おしみ、心身ともに満たされる一日になりますように。