3月
18日
精霊の日
季節の行事最終更新:
精霊の日とは
毎年3月18日は「精霊(しょうりょう)の日」です。日本を代表する伝説的な歌人である柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)、和泉式部(いずみしきぶ)、小野小町(おののこまち)の3人の忌日が、古くから同じ3月18日であると伝えられていることに由来します。ここでの「精霊」は「せいれい」ではなく「しょうりょう」と読み、死者の霊魂を意味する言葉です。この日の前後には亡くなった人の霊を追悼する習わしがあったとされ、偉大な歌人たちをしのびながら、詩歌や言葉の美しさに触れる日となっています。
3人の歌人と伝説
この3人の歌人は日本の文学史上、極めて重要な位置を占めています。
- 柿本人麻呂: 飛鳥時代、持統・文武両天皇に仕えた『万葉集』第一の歌人で、山部赤人とともに「歌聖」と称えられています。皇子・皇女の死を悼む挽歌や、天皇の行幸に供奉して詠んだ歌が多く残されています。
- 小野小町と和泉式部: ともに平安時代を代表する女流歌人です。小町は「六歌仙」「三十六歌仙」の一人、和泉式部は「中古三十六歌仙」の一人に数えられ、恋の歌などで知られています。
俳句の季語「人麻呂忌」「小町忌」
3人の忌日は、それぞれ俳句の春の季語にもなっています。
- 人麻呂忌(人丸忌): 柿本人麻呂の忌日で、「人麿忌」「人丸忌」とも書きます。兵庫県明石市の柿本神社では、月遅れの4月に例祭が行われています。
- 小町忌: 小野小町の忌日です。小町ゆかりの奈良市の帯解寺(おびとけでら)では、月遅れの4月に「小野小町忌」の法要が営まれています。
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精霊にまつわる興味深い知識
- 精霊馬(しょうりょううま): お盆にキュウリやナスで作る「精霊馬」の「精霊」も同じ読みで、先祖の霊を迎え送る乗り物とされている。
- 和泉式部ゆかりの寺: 京都・新京極の誠心院(せいしんいん)は和泉式部が初代住職とされ、和泉式部の墓とされる宝篋印塔がある。同寺では毎年3月21日に和泉式部忌の法要が営まれている。
- 小野小町の謎: 小野小町は生没年がはっきりせず、秋田県湯沢市をはじめ各地に生誕地や墓所の伝承、「小町伝説」が残っている。3月18日が命日というのも伝承によるものである。
- 柿本人麻呂の神格化: 人麻呂は歌の神として祀られるほか、「人丸」を「火止まる」「人生まる」に掛けて、火防(ひぶせ)の神や安産の神としても信仰され、「人丸神社」として各地で祀られている。
- 季語としての「精霊」: 俳句の世界では「精霊棚」などは秋(お盆)の季語だが、精霊の日は春のお彼岸に近い時期にあたる。
精霊の日を楽しむヒント
- 柿本人麻呂や小野小町の和歌を一首だけ声に出して読み、古の日本人が言葉に込めた「響き」と「情景」を五感で味わう
- 百人一首に入っている小野小町や和泉式部の歌を調べ、覚えている歌がないか家族や同僚と話してみる
- 歌人をしのぶこの日にちなみ、手書きで誰かに手紙を書いたり、日記をつけたりして、自分の内なる声を言葉として形にする
- 公園や森へ足を運び、風の音や木の揺らぎを感じながら、季節の移ろいを言葉にしてみる
美しい言葉が、あなたの人生に豊かな彩りと調和を呼び込む
3月18日は、言葉の力をあらためて感じる日です。偉大な歌人たちが紡いだ言葉が千年の時を超えて届くように、あなたの誠実な言葉もまた、誰かの心に深く刻まれるかけがえのない贈り物となります。ものごとを丁寧に味わうその感性が、あなたの日常をより豊かにしてくれるでしょう。今日という日が、あなたにとって心震える表現に出会い、最高に「感性豊かな」一日になりますように!
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日3月18日は「精霊の日」です。柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の3人の忌日がこの日と伝えられることから。この「精霊」は「しょうりょう」と読み、亡くなった人の霊を指すそうです。千年以上前の歌が今も読まれていると思うと、言葉の力を感じますね。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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