7月
4日
梨の日
食べ物の日最終更新:
梨の日とは
毎年7月4日は「梨の日」です。「な(7)し(4)」の語呂合わせに由来し、二十世紀梨の産地である鳥取県東郷町(現:湯梨浜町)の「東郷町二十世紀梨を大切にする町づくり委員会」が2004年(平成16年)に制定しました。この時期は早生品種の出荷が始まる少し前にあたり、日本を代表する果物の一つである梨の美味しさを広くPRし、収穫への期待を高める日となっています。
日本の梨の長い歴史
梨は、日本人が古くから親しんできた果物です。
- 弥生時代から食べられていた: 日本で梨が食べられ始めたのは弥生時代ごろとされ、登呂遺跡(静岡県)などから種子が見つかっています。それ以前の遺跡からは見つかっていないことなどから、大陸から人の手で持ち込まれたと考えられています。
- 『日本書紀』にも登場: 文献に初めて登場するのは『日本書紀』で、持統天皇が693年に、桑や栗などとともに梨の栽培を奨励したと記されています。
- 「二十世紀梨」の偶然の発見: 1888年(明治21年)、千葉県大橋村(現在の松戸市)で、当時13歳の松戸覚之助が親類の家のゴミ捨て場に生えていた苗木を見つけ、移植して育てたのが始まりです。のちに鳥取県で盛んに栽培されるようになり、鳥取を代表する特産品へと成長しました。
「二十世紀」という名前と鳥取
苗木が初めて実をつけたのは1898年(明治31年)で、覚之助はこの梨を「新太白」と名付けていました。のちに、覚之助から苗木を分けてもらって育てていた渡瀬寅次郎が、来たる20世紀を代表する品種になるだろうという期待を込めて「二十世紀」と命名しました。命名の年は1898年とする資料と、1904年(明治37年)とする資料があります。
- 原木のその後: 松戸にあった原木は1935年に国の天然記念物に指定されましたが、1947年に枯死し、一部が松戸市立博物館に展示されています。
- 鳥取とのつながり: 発祥の地である関東では、現在は幸水や豊水が主流で、二十世紀はほとんど栽培されていません。一方、鳥取県は二十世紀の収穫量で全国1位を誇ります。
- 梨の日の制定地: 梨の日を制定した旧東郷町を含む湯梨浜町は、鳥取県内の主な産地の一つです。
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梨にまつわる豆知識
- シャリシャリ食感の正体: 梨特有の食感は、「石細胞」と呼ばれる細胞壁が厚くなった細胞によるものです。
- 「無し」を嫌った言い換え: 梨(なし)が「無し」に通じることから、縁起を担いで「有りの実(ありのみ)」と呼ぶことがあります。
- 和梨・洋梨・中国梨: いずれもバラ科ナシ属の仲間ですが、シャリシャリした和梨、ねっとりとした洋梨(ラ・フランスなど)と、形や食感が大きく異なります。
- 肉を柔らかくする: 梨にはタンパク質を分解する酵素が含まれており、焼肉のたれなどに梨の果汁をすりおろして使うと、肉が柔らかくなるといわれています。
- 水分たっぷり: 梨の成分のおよそ9割近くは水分です。夏の暑い時期にみずみずしさを味わえる果物です。
梨の日を過ごすヒント
- 店頭に並び始めた梨をチェックして、今年最初の梨を味わってみる
- すりおろした梨を肉料理の下ごしらえやドレッシングに使ってみる
- 幸水・豊水・二十世紀など、品種ごとの甘さや食感の違いを食べ比べてみる
- 地元の果樹園や直売所をのぞいて、産地の梨を応援する
みずみずしい一口が、夏の始まりを知らせてくれる
7月4日は、日本の夏から秋を彩る梨の季節の幕開けを感じる日です。弥生時代から食べられてきた梨の歴史や、明治の少年が見つけた一本の苗木が大きな産地を育てた物語を思いながら、冷やした梨をゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日7月4日は『梨の日』です。『な(7)し(4)』の語呂合わせです。二十世紀梨は、1888年に13歳の少年が親類の家のゴミ捨て場で見つけた苗木が始まりなんです。何気ない場所にもチャンスは転がっているもの。今日は身の回りの『小さな芽』を探してみませんか。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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