いい肉の日
食べ物の日最終更新:
11月29日「いい肉の日」とは
11月29日は「いい(11)にく(29)」の語呂合わせから、「いい肉の日」とされています。宮崎県の「より良き宮崎牛づくり対策協議会」が制定し、日本記念日協会に登録されています。同協議会は、宮崎県内の肉用牛の生産から流通・消費に関わる機関・団体が1986年(昭和61年)に発足させた組織で、宮崎牛の良さを広く知ってもらうことを目的にしています。
宮崎牛とは
宮崎牛は、宮崎県内で生産・肥育された黒毛和種のうち、日本食肉格付協会の格付けで肉質等級が4等級以上の牛肉です。全国和牛能力共進会では、2007年の鳥取大会から、2012年の長崎大会、2017年の宮城大会、2022年の鹿児島大会まで、史上初の4大会連続で内閣総理大臣賞を受賞しました(部門は大会ごとに異なります)。大相撲では1986年の九州場所から、優勝力士に宮崎県知事賞として宮崎牛が贈られています。2013年には、日本航空の欧米線ファーストクラスの機内食にも採用されました。2010年に口蹄疫で大きな被害を受けたあとも、2012年の大会で受賞して回復を示しました。2018年には、アメリカのアカデミー賞の授賞式後のパーティーで、個別の銘柄牛として初めてメニューに採用され、その後も毎年のように提供されています。
- 品種:黒毛和種であること
- 産地:宮崎県内で生産・肥育されたこと
- 等級:肉質等級が4等級以上であること
- ブランド化:1986年から、一定の基準を満たす牛肉が「宮崎牛」として売り出されました
日本の肉食の歴史
日本では、天武天皇の時代に、ウシ・ウマ・イヌ・サル・ニワトリの肉食を禁じる命令が出されたことが『日本書紀』に記されています。その後も、神道の物忌みや仏教の影響で、肉食は避けられてきました。幕末の開港後、横浜で1862年に牛鍋屋が開かれたとされ、福澤諭吉も1870年に肉食を勧める『肉食之説』を書きました。牛鍋は文明開化の象徴になり、のちにすき焼きへと発展しました。近江の彦根藩からは、江戸後期に「養生薬」の名目で、牛肉の干し肉が将軍家に献上されたこともあります。彦根藩は、幕府に献上する太鼓の牛革を得るために牛を飼うことを認められていたことから、牛肉を食べる文化が育ったとされます。この流れをくむ近江牛は、記録に残る歴史が約400年あり、三大和牛の一つとされます。神戸牛・松阪牛・近江牛・米沢牛のうち3つを挙げて、三大和牛と呼ぶことがあります。1980年代以降、各地で和牛のブランド化が進み、2006年の商標法改正で地域団体商標が認められ、2015年には地理的表示(GI)の保護も始まりました。
今日の過ごし方
- 焼肉やすき焼きなど、いつもより少し良い肉を選んで、夕食を楽しんでみる
- 牛肉を買うときに、産地や等級の表示に目を向けてみる
- 「日本三大和牛」といわれる神戸・松阪・近江(米沢を入れる説も)の違いを調べてみる
- 産地直送の銘柄牛を取り寄せて、同僚や家族と味を比べてみる
日本人と肉の距離をたどる
明治の牛鍋から始まった日本の肉食文化は、戦後の食生活の変化とともに大きく広がり、今では肉は毎日の食卓に欠かせない食材になりました。11月29日は、身近な肉料理の歴史を思い返してみる日です。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日11月29日は『いい肉の日』です。「いい(11)にく(29)」の語呂合わせで、宮崎県の協議会が定めました。日本では長く肉食が避けられてきましたが、幕末の開港後に横浜で牛鍋屋が生まれ、明治に広まっていきました。寒くなってきたこの時期、今夜はちょっといいお肉で元気をつけましょう。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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