7月 21日

日本三景の日

歴史的記念日

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日本三景の日とは

毎年7月21日は「日本三景の日」です。江戸時代前期の儒学者・林春斎(林鵞峰)の誕生日である元和4年5月29日(1618年7月21日)にちなみ、2006年(平成18年)に日本三景観光連絡協議会が制定しました。林春斎が著書『日本国事跡考(にほんこくじせきこう)』の中で、松島・天橋立・宮島の3か所を「三処の奇観」と記したことから、「日本三景」という呼び方が始まったとされています。日本三景の魅力をより広く伝えるのが目的です。

林春斎が記した「三処の奇観」

日本三景という言葉は、一冊の書物から始まりました。

  • 『日本国事跡考』の記述: 林春斎は1643年(寛永20年)に書いた『日本国事跡考』の陸奥国の項で、松島について「此の島の外に小島若干有り、殆んど盆池月波の景の如し、境致の佳なる、丹後の天橋立・安芸厳島と三処の奇観と為す」と記しました。これが日本三景という括りの始まりとされています。
  • 白砂青松の美: 三景はいずれも「海」と「島や砂州」、そして「松」が織りなす景色が共通点です。江戸時代以降、絵画や紀行文にもたびたび取り上げられてきました。

地形から見る三景の成り立ち

三景の独特な景色は、長い時間をかけた自然の働きによって生まれました。

  • 天橋立(京都府): 宮津湾と阿蘇海を隔てる全長約3.6kmの砂州です。野田川などから流れ出た土砂が、海流に運ばれて長い年月をかけて積み重なってできました。
  • 松島(宮城県): 松島湾には約260の島々が浮かびます。陸地が沈み、海面が上がったことで、かつての丘が島として残ったとされます。
  • 宮島(広島県): 厳島神社の背後にそびえる弥山(みせん)は、花崗岩の巨石が連なる山です。厳島神社は1996年に世界文化遺産に登録されました。
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日本三景にまつわる豆知識

  • そろって特別名勝: 日本三景は、いずれも1952年(昭和27年)11月22日に国の特別名勝に指定されています。
  • 雪・月・花: 日本三景を雪月花にあてはめるときは、「雪」は天橋立、「月」は松島、「花」は紅葉を花に見立てて宮島とされます。
  • 天橋立の「股のぞき」: 高台から股の間に景色をのぞくと、天橋立が天にのぼる龍のように見えるといわれ、「飛龍観」と呼ばれています。
  • 自立する大鳥居: 厳島神社の大鳥居は海底に埋め込まれておらず、自らの重さで立っています。
  • 松島と津波: 2011年の東日本大震災では、松島湾内の島々が津波の勢いを弱め、周辺の被害が比較的小さく済んだといわれています。

日本三景の日を過ごすヒント

  • 三景の写真や映像を眺めて、次の旅行先の候補にしてみる。
  • 林春斎にならって、自分の住む地域の「三景」を考えてみる。
  • 天橋立や松島ができた仕組みを、地形の本やサイトで調べてみる。
  • 三景それぞれの名物(松島のカキ、宮島のもみじ饅頭など)を味わってみる。

380年以上愛されてきた日本の風景

7月21日は、林春斎が「三処の奇観」と記した風景に思いをはせる日です。1643年に書かれた一文が、今も旅の目的地として多くの人を引きつけています。今日は地図を広げて、三景のうちまだ行ったことのない場所を探してみてはいかがでしょうか。

朝礼・スピーチで使える一言ネタ

今日7月21日は「日本三景の日」です。松島・天橋立・宮島を「三処の奇観」と書いた儒学者、林春斎の誕生日にちなみます。書かれたのは1643年。たった一文の紹介が、380年以上たった今も旅先選びに影響しているわけです。伝え方ひとつで、言葉は長く残るものなんですね。

朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。

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