5月
12日
看護の日
世界の記念日最終更新:
看護の日とは
毎年5月12日は「看護の日」です。近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、1990年に厚生省(現在の厚生労働省)によって制定されました。市民や有識者による「看護の日の制定を願う会」の運動がきっかけです。21世紀の高齢社会を支えていくために、看護の心、ケアの心、助け合いの心を、老若男女を問わず誰もが育むきっかけにすることが制定の趣旨です。5月12日を含む週の日曜日から土曜日までは「看護週間」とされ、全国で「ふれあい看護体験」などの催しが行われます。
ナイチンゲールと近代看護の歩み
看護は、患者の身の回りを整え、回復を支える専門的な仕事として発展してきました。
- 「クリミアの天使」と統計: ナイチンゲールは、クリミア戦争(1853〜1856年)の野戦病院で看護にあたりました。病院の衛生状態の改善が進むと死亡率は大きく下がったとされ、彼女は兵士の死因をまとめたデータを、「鶏頭図」とも呼ばれる独自のグラフで分かりやすく示しました。看護の実践者であると同時に、統計を使って改革を訴えた人物でもありました。
- 日本における看護教育の始まり: 日本では1885年(明治18年)に有志共立東京病院看護婦教育所が設けられるなど、明治時代に西洋式の看護教育が始まりました。1948年には保健婦助産婦看護婦法(現在の保健師助産師看護師法)が制定され、看護師は国家資格を持つ専門職として位置づけられました。
国際看護師の日とナイチンゲール
5月12日は、日本だけでなく世界でも看護にゆかりのある日です。
- 国際看護師の日: 1965年から、国際看護師協会(ICN、本部ジュネーブ)はこの日を「国際看護師の日」と定めています。
- ナイチンゲールの看護学校: ナイチンゲールは1860年、ロンドンの聖トーマス病院に看護師を養成する学校を開きました。近代的な看護教育の出発点とされています。
- 『看護覚え書』: ナイチンゲールが著した『看護覚え書』では、新鮮な空気や清潔さ、静けさなど、患者を取り巻く環境を整えることの大切さが説かれています。
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看護にまつわる興味深い知識
- ナースキャップが消えた理由: かつては看護師の象徴だったナースキャップですが、衛生面や動きやすさなどの理由から、現在は多くの病院で廃止されています。
- 「看護」の漢字: 「看」は「手」と「目」を組み合わせた字で、手をかざしてよく見るという意味があるとされます。見守ることは看護の基本の一つです。
- 「看護婦」から「看護師」へ: 2002年に法律上の名称が「看護婦」「看護士」から、男女共通の「看護師」に改められました。「国際看護婦の日」も、このときに「国際看護師の日」に改称されています。
- 多様なスペシャリスト: 日本看護協会の資格認定制度には、特定の分野で高い専門性を持つ「認定看護師」や「専門看護師」があり、緩和ケアや感染管理、救急看護などの分野で活躍しています。
看護の日を過ごすヒント
- 自分や家族の健康を支えてくれている医療従事者の存在を思い浮かべてみる。通院先で看護師さんに「ありがとうございます」と一言添えてみる。
- ナイチンゲールが大切にした「新鮮な空気」「清潔さ」を意識して、部屋の換気や身の回りの片付けをしてみる。
- 家族や同僚の話を、途中で遮らずにじっくり聴く時間をつくる。
- 看護の歴史やナイチンゲールの伝記に触れ、医療の現場を支える仕事について知る。
誰かに寄り添う気持ちが、ケアの輪を広げていく
5月12日は、人が人を支える「看護」の心に目を向ける日です。看護師が患者の様子を丁寧に見守るように、私たちも身近な人の小さな変化に気づくことができるかもしれません。新年度の忙しさの中で、疲れや不安を抱えている人もいるでしょう。誰かを気づかい、また誰かに気づかってもらう、その積み重ねが助け合いの輪を広げていきます。今日は、身近な人に少しだけ優しい言葉をかけてみませんか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日5月12日は「看護の日」です。近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日にちなみ、1990年に制定されました。彼女は看護師であると同時に、兵士の死因をグラフで示して改革を訴えた、データ活用の先駆者でもあったそうです。数字で伝える工夫は、今日の会議資料にも生かせるかもしれません。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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