5月
20日
世界計量記念日
世界の記念日最終更新:
世界計量記念日とは
毎年5月20日は「世界計量記念日(World Metrology Day)」です。1875年5月20日、フランスのパリで「メートル条約」が締結されたことに由来し、条約締結125周年にあたる2000年から実施されています。国ごとにばらばらだった長さや重さの基準をそろえ、国際的な貿易や科学技術の発展を支える第一歩となった日です。国際度量衡局(BIPM)と国際法定計量機関(OIML)が協力し、「計量(はかること)」の大切さを呼びかけています。
「基準」をそろえた歴史
単位の統一は、国境を越えて知識やモノをやりとりするための「共通言語」づくりでした。
- メートル法の誕生: メートル法は18世紀末、フランス革命期のフランスで考案されました。当初は「北極点から赤道までの子午線の長さの1000万分の1」を1メートルと定めていました。
- 日本の加盟: 日本は1885年(明治18年)にメートル条約に加盟しました。ただし、それまでの尺貫法も長く併用され、計量法によって取引や証明に尺貫法を使うことが禁止されたのは1959年(昭和34年)からでした(土地・建物の計量は1966年から)。
- 日本の立役者: 物理学者の田中舘愛橘(たなかだて あいきつ)は、1907年に国際度量衡委員会のアジア初の常置委員となり、日本へのメートル法導入を熱心に説いて回りました。
「モノ」から「定数」へ変わった単位の定義
現在の単位は、特定の物体ではなく、変わることのない物理定数をもとに定義されています。
- キログラムの再定義: かつて1kgは、白金イリジウム合金でできた「国際キログラム原器」の質量で決められていました。2019年、プランク定数という物理定数を使った定義に改められました。
- 1メートルは光で決まる: 現在の1メートルは「光が真空中を2億9979万2458分の1秒の間に進む距離」と定義されています。
- 1秒は原子で決まる: 1秒は、セシウム原子が出す特定の電磁波が約92億回振動する時間として定義されています。
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計量にまつわる豆知識
- 日本の「計量記念日」は11月1日: 世界計量記念日とは別に、日本には計量法の施行を記念した「計量記念日」(11月1日)があります。
- アメリカはヤード・ポンド法が主流: 主要国の中でもアメリカでは、日常生活でインチやポンドが今も広く使われています。
- 毎年のテーマ: 世界計量記念日には毎年テーマが設定され、持続可能な社会や健康、デジタル化など、その時々の課題と計量の関わりが取り上げられます。
- 身近な「検定」: 商取引に使うはかりやガソリンスタンドの給油機などは、計量法にもとづく検定や検査を受けています。公正な取引は正確な計量に支えられています。
世界計量記念日を過ごすヒント
- 料理を目分量ではなく、レシピどおりの分量で作ってみる
- 身の回りの「単位」がどのように決められているか調べてみる
- 定規や計量カップ、時計など、普段使っている計量器具に目を向けてみる
- 仕事の目標を「数字」で測れる形に置き換えてみる
誰が測っても同じ結果になる、という信頼
5月20日は、世界が共通の「ものさし」でつながった日です。誰が、どこで測っても同じ結果になるという信頼が、貿易や科学、そして私たちの毎日の買い物まで支えています。今日は、当たり前のように使っている単位や計量器具の背景に、少し思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日5月20日は『世界計量記念日』です。1875年のこの日、パリでメートル条約が結ばれました。ちなみに1キログラムは長く金属の塊「原器」で決まっていましたが、2019年に物理定数による定義に変わったんです。基準をそろえることの大切さ、チームの仕事にも通じますね。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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