8月
8日
そろばんの日
業界記念日最終更新:
そろばんの日とは
毎年8月8日は「そろばんの日」です。京都市に本部を置く公益社団法人全国珠算教育連盟が、そろばんの普及とその優れた機能をアピールするために1968年(昭和43年)に制定しました。日付の由来は、そろばんを弾くときの「パチパチ(8・8)」という音にちなんでいます。同連盟は毎年、全日本珠算選手権大会を開いています。電卓やスマートフォンが当たり前になった今だからこそ、手で計算する道具としてのそろばんを見直してみる日です。
日本の暮らしを支えてきた、そろばんの歴史
そろばんは、商いや年貢の計算など、日本の暮らしと経済を長く支えてきた計算道具です。
- 中国からの伝来: そろばんは中国から伝わったもので、いつ伝来したかははっきりしていませんが、少なくとも15世紀初めには使われていたとされ、1570年代の中国の文献『日本風土記』にも「そおはん」として記されています。「そろばん」という呼び名も、「算盤」の中国読み「スワンパン」が変化したものといわれます。
- 「読み・書き・そろばん」: 江戸時代には、寺子屋などで読み書きとともに学ばれ、商人の必須の技能となりました。
- 珠の数の移り変わり: 中国式のそろばんは上に2つ・下に5つの珠がありました。明治時代には上1つ・下5つの「五つ珠」が広まり、昭和10年代に児童用の標準型が上1つ・下4つの「四つ珠」と定められて、現在の形が普及しました。
珠算式暗算と全国大会
そろばんに熟練した人は、頭の中にそろばんの珠を思い浮かべて計算する「珠算式暗算」ができるようになります。全国珠算教育連盟が開く全日本珠算選手権大会では、読上算や暗算など、正確さと速さを競う種目が行われています。
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そろばんにまつわる豆知識
- 「そろばん対電動計算機」の対決: 1946年(昭和21年)11月、東京のアーニー・パイル劇場(接収中の東京宝塚劇場)で、逓信省のそろばんの名手・松崎喜義さんと、電動の計算機を使うアメリカ陸軍の兵士が計算の速さを競い、4対1でそろばんが勝利しました。
- 日本最古のそろばん: 前田利家が陣中で使ったと伝わり尊経閣文庫に保存されているそろばんが、長く「現存する日本最古」とされてきました。2014年には、豊臣秀吉が黒田家の家臣に与えたと伝わるそろばんの方が古いとする研究も発表されています。
- 2大産地: 兵庫県小野市の「播州そろばん」と、島根県奥出雲町の「雲州そろばん」が2大産地として知られています。播州そろばんは1976年に、雲州そろばんは1987年に伝統的工芸品に指定されました。
- 電卓の時代とそろばん: 1972年に個人向け電卓「カシオミニ」が発売されてヒットした後も、電卓よりそろばんのほうが速い人は多く、電卓とそろばんを一体にした商品も売られていました。
- 「ご破算」はそろばん言葉: 計画などを白紙に戻す「ご破算にする」という言い回しは、そろばんの珠を払って0に戻すことから来ています。
そろばんの日を過ごすヒント
- 買い物の合計額やランチ代の割り勘を、電卓を使わずに暗算してみる
- 実家や引き出しに眠っているそろばんを出して、久しぶりに弾いてみる
- 子どもの頃にそろばん教室に通っていた人は、その思い出を話題にしてみる
- 播州そろばん・雲州そろばんなど、伝統工芸品としてのそろばんを調べてみる
パチパチという音に、日本の計算文化が詰まっている
8月8日は、室町時代から日本人の計算を支えてきたそろばんに目を向ける日です。珠を一つずつ動かして答えを出すそろばんは、大きな数字も小さな一歩の積み重ねでできていることを、目に見える形で教えてくれます。今日はパチパチという音を思い浮かべながら、手元の仕事を一つずつ片づけてみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日8月8日は「そろばんの日」です。そろばんを弾くパチパチという音にちなみ、全国珠算教育連盟が1968年に制定しました。1946年には、そろばんの名人と米軍の電動計算機が速さを競い、4対1でそろばんが勝ったそうです。今日の会議の数字、たまには暗算で確かめてみませんか。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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