9月
5日
石炭の日
語呂合わせ記念日最終更新:
石炭の日(クリーン・コール・デー)とは
毎年9月5日は「石炭の日」です。「クリーン・コール・デー」とも呼ばれます。1992年(平成4年)に、通商産業省(現・経済産業省)の呼びかけにより、日本鉄鋼連盟・電気事業連合会・日本石炭協会など石炭に関係する8団体が制定しました。日付は「ク(9)リーン・コ(5)ール」(クリーンな石炭)と読む語呂合わせから。ほかの化石燃料に比べて二酸化炭素の発生量が多い石炭を、よりクリーンなエネルギーにするための技術開発に取り組んでいることをPRし、エネルギー源としての石炭のイメージアップを図る日です。この日を中心に、火力発電所の一般公開などが行われています。
日本の近代化を支えた「黒いダイヤ」
石炭は、蒸気機関から製鉄まで、日本の近代化を支えた主要なエネルギー源でした。
- 黒いダイヤ: 明治時代から高度経済成長期の初めにかけて、石炭は「黒いダイヤ」と呼ばれました。福岡県の筑豊、福島・茨城にまたがる常磐、北海道の石狩などの炭鉱から掘り出された石炭が、鉄道や工場、製鉄を支えました。
- エネルギー革命: 1960年代には、主要なエネルギーが石炭から石油へと移る「エネルギー革命」が進み、国内の炭鉱は次々に閉山していきました。
石炭を「クリーン」に使う技術
石炭の日の名前にもなっている「クリーン・コール」は、石炭を効率よく、環境への負荷を抑えて使うための技術の総称です。
- 石炭ガス化複合発電(IGCC): 石炭をガスにしてガスタービンを回し、その排熱を使って蒸気タービンも回す発電方式です。従来の石炭火力より発電効率を高め、同じ電力あたりの二酸化炭素排出量を抑えることを目指しています。
- CO2の回収・利用: 発電所などから出る二酸化炭素を回収して地中に貯留する「CCS」や、回収した二酸化炭素を燃料や素材に活用する「CCU」の研究も進められています。
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石炭にまつわる豆知識
- 大昔の植物からできた燃料: 石炭は、大昔の植物が地中に埋もれ、長い時間をかけて熱や圧力を受けて変化したものです。世界の主な石炭は約3億年前の「石炭紀」などにできたとされますが、日本の炭田の多くは、それより新しい時代の地層にあるといわれます。
- 世界遺産になった炭鉱: 長崎県の端島(軍艦島)や熊本県・福岡県の三池炭鉱(万田坑など)は、2015年(平成27年)に「明治日本の産業革命遺産」の一部として世界文化遺産に登録されました。
- 埋蔵量が多く、広く分布: 石炭は石油や天然ガスに比べて埋蔵量が多く、世界の広い地域に分布しているといわれ、エネルギーの安定供給の面から重視されてきました。
- ダイヤモンドとの関係: 石炭もダイヤモンドも、主な成分は炭素です。「黒いダイヤ」という呼び名は、石炭の価値の高さとあわせて、この共通点も思い起こさせます。
石炭の日を過ごすヒント
- ふだん使っている電気が、どんなエネルギー源から作られているのか調べてみる。
- 炭鉱の歴史を伝える資料館や、世界遺産になった炭鉱の跡について調べてみる。
- 火力発電所の見学会など、石炭の日の前後に行われるイベントを探してみる。
- 脱炭素に向けた新しいエネルギー技術のニュースに目を通してみる。
近代日本を動かした燃料に、あらためて目を向ける日
9月5日は、日本の近代化を支えた石炭の歴史を振り返り、環境と両立させながらエネルギーを使っていく工夫について考える日です。ふだん何気なく使っている電気や鉄製品の向こう側にある、エネルギーの歩みに少し思いを寄せてみてください。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日9月5日は「石炭の日」です。「ク(9)リーン・コ(5)ール」の語呂合わせで、1992年に石炭関係の8団体が制定しました。明治から昭和にかけて、石炭は「黒いダイヤ」と呼ばれ、日本の近代化を支えました。今使っている電気がどこから来ているのか、ちょっと気にしてみると話のネタが広がりますよ。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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