6月
4日
虫の日
語呂合わせ記念日最終更新:
虫の日とは
毎年6月4日は「虫の日(ムシの日)」です。「む(6)し(4)」の語呂合わせに由来し、1988年(昭和63年)に、漫画家の手塚治虫らの呼びかけで日本昆虫クラブが制定しました。昆虫好きとして知られた手塚治虫は、この会の初代会長も務めています。また、解剖学者の養老孟司氏も6月4日を「虫の日」とし、神奈川県鎌倉市の建長寺にある「虫塚」で虫たちを供養する法要を行っています。人間と昆虫の関わりについて考え、身近な自然に目を向ける日です。
昆虫と人類の関わり
昆虫は地球上で最も種類の多い生き物のグループであり、人類の歴史にも深く関わってきました。
- 名前のついた生物の半数以上: これまでに名前がつけられた生物はおよそ175万種とされ、そのうち昆虫は100万種ほどと半数以上を占めます。昆虫は4億年ほど前には地球上に現れていたと考えられています。
- シルクロードと養蚕: カイコの繭から作られる絹(シルク)は、古代中国からシルクロードを通じて西方へ運ばれ、東西の交易を支えました。日本でも明治時代には生糸が主要な輸出品となりました。
建長寺の「虫塚」
2015年(平成27年)、養老孟司氏の発案により、鎌倉の建長寺に虫のための供養塔「虫塚」が建てられました。デザインは建築家の隈研吾氏によるものです。人間の暮らしの中で命を落とした虫たちを弔う場として、毎年6月4日には法要が営まれています。
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昆虫にまつわる興味深い知識
- 「虫」という言葉の広さ: 古くから日本では、昆虫だけでなく、クモやムカデ、ヘビ(「蝮(まむし)」の字にも虫偏がある)なども広く「虫」と呼んできました。「腹の虫」「虫の知らせ」のように、体の中にいて感情や体調を左右するものも「虫」と表現されます。
- ノミの跳躍力: ノミは体長の100倍ほどの距離を跳ぶことができるとされます。その秘密の一つが「レジリン」というゴムのように弾力のあるタンパク質で、バネのようにエネルギーをためて一気に放出します。
- ミツバチのダンス: ミツバチは巣の中で「8の字ダンス」を踊り、蜜のある花の方向や距離を仲間に伝えます。この研究で、カール・フォン・フリッシュは1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
- 蛾の目がヒントの技術: 蛾の目の表面には光の反射を抑える細かな凹凸構造があり、これをまねた反射防止フィルム(モスアイ構造)が実用化されています。
- 面ファスナーの由来: マジックテープなどの面ファスナーは、服にくっつく植物(ゴボウの仲間)の実をヒントに、スイスの技術者が考案したものです。
- 食用昆虫への注目: 国連食糧農業機関(FAO)は2013年に食用昆虫に関する報告書を公表し、将来の食料源の一つとして注目を集めました。日本でもイナゴの佃煮や蜂の子などが昔から食べられてきました。
虫の日を過ごすヒント
- 近所の公園や庭で虫を探し、じっくり観察してみる。
- 面ファスナーのように、生き物をヒントにした身の回りの製品を調べてみる。
- 手塚治虫の作品や養老孟司氏の著書など、虫好きの作家・研究者の本を手に取ってみる。
- ベランダや庭で、チョウやハチが集まる草花を育ててみる。
足元の小さな世界に目を向ける日
6月4日は、私たちが見過ごしがちな「小さな隣人」たちに目を向ける日です。手塚治虫がペンネームに「虫」の字を入れたほどの昆虫好きだったように、虫の世界には大人も夢中にさせる面白さがあります。今日は少し足を止めて、身の回りの虫たちを観察してみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日6月4日は「虫の日」です。「む(6)し(4)」の語呂合わせで、漫画家の手塚治虫らの呼びかけで制定されました。手塚治虫はペンネームに「虫」の字を入れるほどの昆虫好きだったそうです。好きなことを名前にまで込める情熱、ちょっと見習いたいですね。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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