冬至
季節の行事最終更新:
冬至とは
12月22日ごろは「冬至(とうじ)」です。二十四節気のひとつで、太陽の黄経が270度になる瞬間を含む日を指します。北半球では太陽の南中高度が1年で最も低くなり、昼が最も短く夜が最も長くなります。国立天文台の暦要項によると、2026年の冬至は12月22日5時50分です。
昼の長さは、夏至より5時間近く短い
東京では2026年12月22日の日の出が6時47分、日の入りが16時32分で、昼の長さは約9時間45分。同じ年の夏至(6月21日)は日の出4時25分、日の入り19時00分で約14時間35分ですから、その差はおよそ4時間50分になります。冬至を境に日はふたたび長くなっていくため、陰が極まって陽に転じる「一陽来復(いちようらいふく)」の日とも呼ばれ、運が上向く節目と考えられてきました。
「ん」のつく食べ物を並べる「運盛り」
冬至に「ん」のつく食べ物を食べると運を呼び込めるという風習を「運盛り」といいます。なかでも「ん」が2つ入る次の7品は「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれます。
- なんきん(南瓜):最も代表的な冬至の食べ物。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」と言い伝えられてきた
- れんこん(蓮根)・にんじん(人参):穴の先を見通せる蓮根と、冬の食卓に欠かせない人参
- ぎんなん(銀杏)・きんかん(金柑):秋から冬にかけて出回る実もの
- かんてん(寒天)・うんどん(饂飩):うんどんは、うどんの古い呼び方
なぜ、かぼちゃなのか
かぼちゃの旬は本来、夏から初秋です。それでも冬至の食べ物になったのは、風通しのよい場所に置けば冬まで持つ保存性の高さゆえでした。野菜の乏しい真冬に食べられる数少ない緑黄色野菜として重宝され、「ん」が2つ入る「なんきん」という呼び名も縁起にかなっていたのです。地域によっては、小豆と炊き合わせた「いとこ煮」や、小豆粥(冬至粥)を食べる習わしもあります。小豆の赤い色が邪気を払うと考えられてきました。
ゆず湯は江戸の銭湯から広まった
冬至にゆず湯に入る風習は、江戸時代の銭湯から広まったとされます。1838年(天保9年)に刊行された江戸の年中行事の本『東都歳事記』には「冬至 今日銭湯風呂屋にて柚湯を焚く」と記されています。「冬至」と「湯治(とうじ)」、「柚子」と「融通が利く」という語呂合わせに、柚子の香りが邪気を払うという考えが重なったものと言われます。ちょうど柚子の収穫期にあたることも、風習が続いた理由のひとつでしょう。
今日の過ごし方
- かぼちゃの煮物や味噌汁で体を温める
- ゆずを丸ごと浮かべたゆず湯にゆっくりつかる
- 日の出・日の入りの時刻を調べ、短い昼を意識して過ごしてみる
- 「一陽来復」にちなんで、来年やりたいことを一つ書き出す
ここから日が伸びていく、折り返しの日
冬至は寒さの底ではなく、寒さが本格化する手前の折り返し地点です。夜が最も長い日を越えてしまえば、あとは少しずつ明るい時間が増えていきます。年末の慌ただしさのなかで、その区切りを味わってみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日12月22日ごろは『冬至』です。1年で最も昼が短く夜が長い日で、2026年は12月22日にあたります。ゆず湯は江戸の銭湯から広まったともいわれ、『冬至』と『湯治』、『柚子』と『融通』の語呂合わせだそうです。今日からは少しずつ日が長くなります。温まって年末を乗り切りましょう。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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