9月
20日
お手玉の日
季節の行事最終更新:
お手玉の日とは
毎年9月20日は「お手玉の日」です。1992年(平成4年)9月20日に愛媛県新居浜市で「第1回全国お手玉遊び大会」が開かれたことを記念し、新居浜市に事務局を置く「日本のお手玉の会」が制定しました。かつてはどこの家庭でも見られた伝統的な遊びの魅力を伝え、世代を超えてお手玉の輪を広げるための日です。
お手玉がたどってきた長い歴史
お手玉は、小さな布袋に小豆や米、ジュズダマの実などを入れて作る玩具です。その起源にはいくつかの説があります。
- 起源は海外に: 欧州の遊牧民が袋に粒状の物を入れて遊んだのが始まりという説や、古代ギリシャ・ローマで羊の骨を使って遊んだ「ナックルボーン」を起源とする説があります。日本のお手玉の会は、紀元前5世紀のリディア人(現在のトルコ付近)の発明と紹介しています。
- 日本へは奈良時代に: 中国から伝わり、当時は小石や水晶を使ったことから「石名取玉(いしなとりだま)」と呼ばれていました。聖徳太子が遊んだとされる水晶も見つかっています。
- 布のお手玉は江戸時代から: 現在のような布製のお手玉は、江戸時代から明治初期にかけて多く作られました。歌川広重の浮世絵『風流おさな遊び』にも、お手玉で遊ぶ女の子の姿が描かれています。
母から娘、孫へと受け継がれた遊び
お手玉は、着物の余り布などで作り方ごと家庭の中で受け継がれてきました。第二次世界大戦中の学童疎開では、親元を離れる子どもにお手玉を持たせ、空腹に耐えられなくなったらほどいて中の豆を食べるように言い聞かせた親もいたと伝えられています。1950年代ごろから核家族化が進むと家庭での伝承は難しくなり、現在は小学校などで伝統的な遊びとして受け継がれています。
広告
お手玉にまつわる豆知識
- 地域で変わる呼び名: 地方によって「おじゃみ」「じゅずだま」「いしなご」などとも呼ばれます。
- 「座布団型」の作り方: 伝統的なお手玉のひとつが、長方形の布4枚を縫い合わせて作る「座布団型(ざぶとん型)」です。
- 中身もいろいろ: 小豆や米、ジュズダマの実のほか、地域によってはさまざまな素材が使われてきました。
- 「手玉に取る」の語源: お手玉を自在に操るように、人を思いのままに操ることを意味する慣用句です。
- 野球の「お手玉」: 守備でボールをつかみ損ね、手の上で何度もはねさせてしまうことも「お手玉」と呼ばれます。
お手玉の日を過ごすヒント
- 家にある端切れと小豆などで、座布団型のお手玉を作ってみる。
- 祖父母や年長の人に、子どものころのお手玉遊びや数え歌を教わってみる。
- 2個、3個と数を増やしながら、どこまで続けられるか挑戦してみる。
- 地域の児童館や博物館で開かれる、昔遊びの催しをのぞいてみる。
小さな袋に詰まった、遊びの知恵
9月20日は、小さな布袋に詰められた先人たちの知恵と、世代をつなぐ遊びの楽しさに触れる日です。何度も落としながら少しずつ上達していくのがお手玉の醍醐味。久しぶりに手に取って、軽やかなリズムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日9月20日は「お手玉の日」です。日本には奈良時代に中国から伝わり、当時は小石や水晶を使っていたので「石名取玉」と呼ばれていました。聖徳太子が遊んだとされる水晶も見つかっているそうです。何度も落としながら上達するのがお手玉。今日の失敗も、上達の途中と考えてみましょう。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
PR 関連商品