4月
6日
コンビーフの日
食べ物の日最終更新:
コンビーフの日とは
毎年4月6日は「コンビーフの日」です。1875年(明治8年)4月6日、コンビーフでおなじみの台形の缶「枕缶(まくらかん)」がアメリカで特許登録されたことにちなみます。同じ年には、アメリカの食品会社リビーが枕缶に詰めたコンビーフの製造・販売を始めました。長く愛されてきた保存食・コンビーフの歴史を振り返る日です。
独特な「枕缶」の歴史
あの特徴的な形には、実用的な理由があるといわれています。
- 空気を追い出す形: 枕缶は、広い底の側から肉をぎっしり詰めることで、缶の中の空気を追い出しやすい形だといわれます。空気が少ないほど肉が酸化しにくく、中身を塊のまま取り出しやすいという利点もありました。
- 日本での始まり: 日本初の国産コンビーフは、1948年(昭和23年)に野崎産業(現・川商フーズ)が発売した「ノザキのコンビーフ」です。当時は缶に使うブリキが不足していたため、最初は瓶詰めで、1950年に台形の枕缶入りが登場しました。
- 「巻き取り鍵」の終了: 缶の側面を付属の鍵でくるくると巻き取って開ける枕缶は、2020年に製造設備の老朽化にともなって販売を終了し、開けやすいアルミ素材の容器に切り替わりました。約70年続いたおなじみの姿でした。
コンビーフという名前と製法
コンビーフは、塩漬けにした牛肉を加熱し、ほぐして詰めた加工食品です。
- 「Corn」はトウモロコシではない: コンビーフ(corned beef)の「corn」は、トウモロコシではなく「粗い塩の粒」を意味します。塩の粒で肉を塩漬けにしたことから、この名前が付きました。
- 保存食としての役割: 塩漬けにして加熱・密封した缶詰は、常温で長く保存でき、開けてすぐに食べられます。そのため、非常食として備えておく家庭も多い食品です。
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コンビーフにまつわる興味深い知識
- コンビーフとニューコンミート: 日本のJAS(日本農林規格)では、「コンビーフ」と表示できるのは牛肉だけを使ったものに限られ、馬肉など牛肉以外の肉を使ったものは「コーンドミート」とされます。そのうち馬肉と牛肉を使い、牛肉が20%以上のものは「ニューコンミート」と表示できます。かつて「ニューコンビーフ」と呼ばれていた商品も、2005年のJAS改正をきっかけに現在の名前になりました。
- アイルランド系移民と聖パトリックの日: アメリカでは、アイルランド系移民の間で聖パトリックの日(3月17日)に「コンビーフ&キャベツ」を食べる習慣が広まりました。
- 宇宙に持ち込まれたコンビーフサンド: 1965年、アメリカの宇宙船ジェミニ3号で、宇宙飛行士ジョン・ヤングがコンビーフサンドイッチをこっそり持ち込んだという逸話があります。パンくずが船内に漂う危険があるとして、問題になりました。
- ほぐし身の食感: コンビーフ特有の繊維感は、加熱した肉をほぐす工程から生まれます。炒め物やポテトサラダ、ホットサンドなど、料理にうま味を加える食材としても使われます。
- 沖縄とコンビーフ: 沖縄では、コンビーフをキャベツなどと炒めた料理が家庭料理として親しまれており、コンビーフハッシュなどの缶詰もよく使われます。
コンビーフの日を過ごすヒント
- コンビーフとじゃがいもの炒め物や、卵とじ、ホットサンドなどを作って味わう
- 非常食の備蓄をチェックし、賞味期限の近い缶詰を料理に使って、新しいものを補充する
- コンビーフとニューコンミートを食べ比べて、違いを確かめてみる
- パッケージが変わっても中身の味を守り続けてきたロングセラー商品について調べてみる
台形の缶に詰まった、保存食の知恵
4月6日は、長く食卓や非常時の備えを支えてきたコンビーフに目を向ける日です。容器の形が変わっても、変わらない味を守り続けてきたコンビーフ。今日はお気に入りの食べ方で、そのうま味を味わってみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日4月6日は「コンビーフの日」です。1875年のこの日、あの台形の「枕缶」がアメリカで特許登録されました。ちなみにコンビーフの「コーン」はトウモロコシではなく「粗塩の粒」のこと。防災用の缶詰、ついでに賞味期限もチェックしておきましょう。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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