拾得物の日
歴史的記念日最終更新:
拾得物の日とは
毎年4月25日は「拾得物の日」です。1980年(昭和55年)4月25日、東京・銀座で現金1億円入りの風呂敷包みが拾われ、警察に届けられた出来事(一億円拾得事件)にちなんでいます。落とし物・忘れ物について考え、その仕組みを知るきっかけの日とされています。
銀座の「1億円拾得事件」
1980年4月25日の夕方、トラック運転手の大貫久男さんが、銀座3丁目の道路脇で、風呂敷包みを見つけました。中には日本銀行の帯封がついたままの現金1億円が入っており、大貫さんはこれを警察に届け出ました。
このニュースは全国に報じられ、大きな話題になりました。結局、落とし主は現れず、当時の遺失物法に基づく6か月の期間を経て、同年11月に大貫さんが全額の所有権を得ました。ただし、一時所得として約3,400万円の所得税を納めたとされています。
落とし物の基本的な仕組み
落とし物の扱いは、遺失物法で手続きが定められています。
- 拾った人(拾得者)は、速やかに落とし主に返すか、警察署・交番に届け出る(駅や店など施設内で拾った場合は施設の管理者に渡す)
- 落とし主が見つかれば返還される
- 落とし主が見つかった場合、拾得者は物の価値の5〜20%の報労金を請求できる
- 警察が公告してから原則3か月以内に落とし主が現れない場合、拾得者が所有権を取得できる(携帯電話や個人情報を含むカードなど、拾得者が取得できない物もある)
遺失物法の移り変わり
落とし物に関する法律は明治時代に定められた旧遺失物法が長く使われてきましたが、全面的に改正された新しい遺失物法が2007年(平成19年)12月に施行されました。
- 落とし主が現れるのを待つ期間が、6か月から原則3か月に短縮された
- 傘や衣類など安価で大量に届く物について、施設側の扱いが整理された
- インターネットで落とし物を照会できる仕組みが整えられた
1980年の事件は旧法の時代だったため、所有権を得るまでに6か月かかりました。
拾得物の日にまつわる豆知識
- 4月25日は、1980年に銀座で1億円が拾われた日
- 1億円の落とし主は、今も分かっていない
- 日本では警察が落とし物の受け付けと保管を担っている
- 落とし主が見つかると、拾得者は報労金を請求できる
拾得物の日の過ごし方
- 財布や鍵、スマートフォンなど、なくしやすい物の置き場所や持ち方を見直す
- 落とし物をしたときの届け出先や、ネットでの照会方法を確認しておく
- 身の回りの物に名前や連絡先を付けておく
- 拾った場合の正しい届け出方を家族や子どもと話し合う
- 職場の忘れ物・落とし物の扱いルールを確認する
届けてくれる人がいるから、落とし物は戻ってくる
4月25日の「拾得物の日」は、1億円という大金が正直に届けられた出来事をきっかけに、落とし物の仕組みを知る日です。日常の中で当たり前のように機能している落とし物の返還制度は、拾った人が届け出るという一人ひとりの行動に支えられています。
この機会に、自分の持ち物の管理と、拾ったときの届け出方を確認してみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日4月25日は「拾得物の日」です。1980年のこの日、銀座で1億円入りの風呂敷包みが拾われ、警察に届けられました。落とし主は結局現れず、半年後に拾った人のものに。ただ税金で約3,400万円を納めたそうです。今日は財布や鍵、スマホの置き場所を見直してみませんか。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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