8月
11日
インスタント・コーヒーの日
食べ物の日最終更新:
インスタント・コーヒーの日とは
毎年8月11日は「インスタント・コーヒーの日」です。1960年(昭和35年)8月11日、森永製菓がインスタント・コーヒーを発売したことに由来します。国産のインスタント・コーヒーとして売り出された商品は、「タッタ・・・5秒で」というキャッチフレーズとともに一般家庭に広まり、お湯を注ぐだけで飲めるコーヒーが日本の日常の風景になるきっかけとなりました。
インスタント・コーヒーの歩み
インスタント・コーヒーは、多くの人の工夫を経て今の形になりました。
- 最初の試み: 1771年にイギリスで水に溶かすタイプのインスタント・コーヒーが発明されたとされますが、保存できる期間が短く、広まりませんでした。
- 日本人科学者カトウ・サトリ: 1899年、アメリカ・シカゴに住んでいた日本人科学者のカトウ・サトリ(加藤サトリ)博士が、緑茶を即席化する研究の途中で、コーヒー抽出液を真空乾燥させる技術を発明しました。1901年にニューヨーク州バッファローのパンアメリカン博覧会で「ソリュブル・コーヒー」として発表し、1903年にアメリカで特許を取得しましたが、商品化には至らなかったとされます。この米国特許の発行日は1903年8月11日で、奇しくも「インスタント・コーヒーの日」と同じ日付です。
- 商品として広まる: 1906年にはアメリカのジョージ・ワシントンが製法の特許を取り、「Red E Coffee」として製品化に成功しました。1938年には、ネスレがスプレードライ製法で作ったインスタント・コーヒーを「ネスカフェ」として発売し、インスタント・コーヒーの代名詞になりました。
日本での広がり
日本では1914年(大正3年)に輸入が始まった記録がありますが、当時は普及しませんでした。戦後の1950年代に輸入が再開され、1960年に森永製菓が国内で生産・販売を始めると、ほかのブランドも次々と続きました。
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インスタント・コーヒーにまつわる豆知識
- スプレードライ製法: 高温の乾燥筒の中にコーヒー液を噴霧して一気に乾燥させる製法。冷たい水にも溶けやすく大量生産に向いています。
- フリーズドライ製法: コーヒー液をマイナス40℃以下で凍らせてから砕き、真空の中で水分を飛ばす製法。1960年代にアメリカで登場し、香りが損なわれにくい一方、手間がかかる分、価格は高めになりがちです。
- 「インスタント」と名乗れる条件: 業界の公正競争規約では、インスタント・コーヒーを「コーヒー豆の抽出液を乾燥させた水溶性のコーヒー」と定めています。そのため、細かく挽いた豆を粒の中に包んだ製品は、同じようにお湯を注ぐだけでも区別して扱われます。
- 料理の隠し味にも: カレーやデミグラスソースなどに少量加えて、コクや香ばしさを足す使い方もあります。
- 保存のコツ: 水分の少ないインスタント・コーヒーは湿気に弱いため、使ったらすぐにふたを閉めて保存するのが基本です。
インスタント・コーヒーの日の過ごし方
- いつものインスタント・コーヒーを、お気に入りのカップでゆっくり味わう
- 少なめのお湯で溶かしてから氷を入れ、アイスコーヒーにしてみる
- スプレードライとフリーズドライの商品を飲み比べてみる
- ミルクやシナモンを加えてアレンジを楽しむ
お湯を注ぐだけの一杯に、120年以上の工夫
手軽に飲めるインスタント・コーヒーの陰には、カトウ・サトリ博士をはじめとする多くの人の工夫がありました。8月11日は、仕事の合間の一杯を、その歴史に思いを馳せながら味わってみる日です。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日8月11日は「インスタント・コーヒーの日」です。1960年のこの日、森永製菓がインスタント・コーヒーを発売しました。実は製法の発明者の一人は、シカゴに住んでいた日本人科学者カトウ・サトリ博士だそうです。午後の一杯を飲みながら、ひと息ついて乗り切りましょう。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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