4月
2日
図書館開設記念日
歴史的記念日最終更新:
図書館開設記念日とは
毎年4月2日は「図書館開設記念日」です。明治5年4月2日(旧暦。新暦では1872年5月8日)に、東京・湯島の湯島聖堂内に日本初の近代的な官立公共図書館「書籍館(しょじゃくかん)」が開設されたことに由来するとされます。なお、国立国会図書館の沿革では、文部省が書籍館の設立を決めたのは明治5年4月28日(旧暦)、実際の開館は同年8月1日(旧暦。新暦では1872年9月3日)とされています。のちの東京書籍館、帝国図書館へとつながり、その蔵書はいまの国立国会図書館に受け継がれています。本を通じて過去の知恵と未来の可能性をつなぐ、図書館の歩みを振り返る日です。
知の拠点としての歴史
日本の図書館は、時代の変遷とともに「知識の共有」のあり方を変えてきました。
- 書籍館の誕生: 明治政府は近代国家づくりのため、博物館とともに図書館を欠かせない文化施設と考えました。書籍館は、旧幕府の昌平坂学問所などが所蔵していた貴重な古典籍を蔵書の基礎としてスタートしました。ただし当時の閲覧は有料でした。
- 名前を変えながら続いた歩み: 書籍館は浅草への移転などを経て、1875年に「東京書籍館」として湯島で再出発し、このとき閲覧が無料になりました。その後「東京府書籍館」「東京図書館」と名前を変え、上野に移って1897年に「帝国図書館」となりました。
- 国立国会図書館へ: 戦後の1948年に国立国会図書館が設立され、翌1949年に旧帝国図書館(当時は国立図書館)が統合されました。国内で出版された出版物を収集・保存する「納本制度」は、東京書籍館の時代から続く役割です。
「上野図書館」という通称
1885年に東京図書館が上野へ移転したことから、「上野図書館」という通称が生まれました。1906年に上野公園内に完成した帝国図書館の建物は現存しており、現在は国立国会図書館国際子ども図書館として使われています。
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図書館にまつわる興味深い知識
- 「書籍館」は図書館の古い呼び名: 明治の初めには、図書館は「書籍館(しょじゃくかん)」と呼ばれていました。国の図書館の名前に「図書館」が使われたのは、1880年に「東京図書館」と改称したときでした。
- 世界最大級の図書館: 米国議会図書館は、本だけでなく写真、地図、楽譜なども含めて1億点を超える資料を所蔵する、世界最大級の図書館です。国立国会図書館はこの米国議会図書館を手本に設立されました。
- 進化する図書館: 現代の図書館は、本を借りる場所にとどまらず、電子書籍の貸し出しや、カフェを併設した交流スペースなど、さまざまな形に広がっています。
- 移動図書館の役割: 車に本を積んで地域を回る移動図書館は、近くに図書館がない地域の人々に本を届ける役割を担っています。災害の被災地を回る取り組みも行われてきました。
- デジタルで読める古い資料: 国立国会図書館デジタルコレクションでは、明治時代の書籍など多くの資料をインターネット上で閲覧できます。
図書館開設記念日を過ごすヒント
- 近所の図書館へ足を運び、普段は手に取らないような専門書や画集を開いて、新しい本との偶然の出会いを楽しむ
- スマートフォンの通知をしばらくオフにして、静かな環境で読書に没頭する時間をつくる
- 図書館のカードを新しく作ったり、予約やリクエストの制度を使ってみたりして、公共の資源を上手に活用する
- 上野の国際子ども図書館など、歴史ある図書館建築を訪ねてみる
一冊の本との出会いが、思考を深め、明日を切り拓く
4月2日は、人類が積み重ねてきた膨大な知恵の海に、そっと漕ぎ出す日です。図書館に並ぶ一冊一冊には、誰かの情熱や発見、物語が詰まっています。明治の書籍館から続く図書館の歩みに思いを寄せながら、今日は一冊、気になる本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日4月2日は「図書館開設記念日」です。明治5年のこの日、湯島聖堂に日本初の官立公共図書館「書籍館」ができたことにちなむとされます。実は当時は閲覧が有料だったそうです。いまは無料で本が借りられるありがたさ、帰りに図書館に寄って一冊借りてみるのもいいですね。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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