シンデレラデー
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シンデレラデーとは
12月31日は「シンデレラデー」です。童話「シンデレラ」で魔法が解ける時刻が夜の12時であることから、一年で最も夜の12時が意識される大晦日をこう呼ぶようになりました。制定した団体や制定年ははっきりしておらず、いつのまにか広まった呼び名のひとつです。カウントダウンを楽しむ日として、近年あらためて知られるようになりました。
ガラスの靴も12時の魔法も、ペローが加えたもの
いま私たちが知るシンデレラは、フランスの作家シャルル・ペローが1697年に刊行した『過ぎし昔の物語ならびに教訓』に収められた「サンドリヨン」が下敷きです。ガラスの靴、かぼちゃの馬車、そして「12時になれば魔法が解ける」という約束は、いずれもペローが物語に加えた要素だとされています。つまりシンデレラデーという呼び名そのものが、ペローの工夫に支えられているわけです。
- 9世紀ごろ:中国・唐の段成式が著した『酉陽雑俎』に、類話とされる「葉限(ようげん)」が収められている
- 1697年:シャルル・ペローが「サンドリヨン」を発表。ガラスの靴と12時の期限が登場する
- 1812年:グリム兄弟の『子どもと家庭のむかしばなし』初版に「灰かぶり」が収録される。こちらに魔法使いは登場しない
似た筋立ての話は、世界中にある
継子がいじめられ、不思議な助けを得て、落とした履き物がきっかけで幸せをつかむ――この型の昔話は、ヨーロッパからアジアまで広く伝わっています。日本にも「糠福米福(ぬかぶくこめぶく)」のような継子いじめの昔話があり、平安時代の『落窪物語』や『住吉物語』も同じ系統として語られることがあります。完全に同じ型ではありませんが、後半の婚姻の筋立てに重なりが見られます。
「ガラスの靴は誤訳」という説の行方
シンデレラの雑学としてよく語られるのが、「ガラスの靴は誤訳で、本当はリスの毛皮の靴だった」という説です。フランス語でガラスは verre、リスの毛皮は vair。綴りは違いますが発音がほぼ同じで、作家バルザックらが「ガラスの靴など履けるはずがない、聞き書きの誤りだろう」と唱えたのが広まりました。ただしペローが自ら書いた原文は verre であり、ペローはフランス語の権威であるアカデミー・フランセーズの会員でした。物語の要となる語を書き違えたとは考えにくく、現在この誤訳説はほとんど支持されていません。ガラスという非現実的な素材こそ、ペローが意図して選んだものだったというわけです。
今日の過ごし方
- 少しおしゃれをして、年越しのカウントダウンを迎える
- 大切な人と食事をして、0時に乾杯する段取りを決めておく
- ペロー版とグリム版のシンデレラを読み比べてみる
- 年が明けた瞬間に、来年やりたいことを一つ口に出してみる
0時を過ぎても、魔法が解けない夜に
シンデレラの魔法は12時で終わりますが、大晦日の12時は終わりではなく始まりです。一年で最も時計を見る夜を、慌ただしく過ごすのではなく、少しだけ特別な時間にしてみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日12月31日は「シンデレラデー」です。夜12時までに帰らなければならないシンデレラのように、一年で一番夜の時間が気になる日だからだそうです。ちなみに似た話は世界中にあり、9世紀ごろの中国にもあるんだとか。今夜は12時を過ぎても魔法が解けない、楽しい年越しになりますように。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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