3月
24日
世界結核デー
世界の記念日最終更新:
世界結核デーとは
毎年3月24日は「世界結核デー(World Tuberculosis Day)」です。1882年3月24日、ドイツの医師・細菌学者ロベルト・コッホが結核菌の発見を発表したことに由来します。発見100年にあたる1982年に国際結核肺疾患予防連合(IUATLD)などが記念行事を呼びかけ、1997年に世界保健機関(WHO)が世界結核デーとして定めました。結核は過去の病気ではなく、今も世界で多くの人の命を奪う感染症であることを知り、その終息を目指す日です。
結核菌の発見と医学の発展
結核菌の発見は、原因が分からなかった結核に、科学的に立ち向かう道を開きました。
- コッホの功績: コッホは、特定の細菌が特定の病気を起こすことを示し、フランスのルイ・パスツールとともに「近代細菌学の開祖」とされています。1905年にはノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
- BCGワクチン: 1921年、フランスのカルメットとゲランが開発したBCGワクチンが初めて人に使われました。現在も、子どもの重い結核を防ぐために世界各地で使われています。
結核の今
結核は、せきやくしゃみで空気中に出た結核菌を吸い込むことでうつる病気です。
- 感染と発病: 結核菌に感染しても、必ず発病するわけではありません。菌が体の中に潜んだままの状態が続き、何年もたってから発病することもあります。
- 薬を飲み切る大切さ: 結核は薬で治せる病気ですが、治療には数か月かかります。途中で服薬をやめると薬が効きにくい耐性菌が生まれるおそれがあるため、医療者が服薬を確認する「DOTS(直接服薬確認療法)」が広く取り入れられています。
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結核にまつわる豆知識
- かつての「国民病」: 結核は明治から昭和にかけて日本人の死因の上位を占め、「国民病」「亡国病」とも呼ばれました。正岡子規や樋口一葉など、多くの著名人も結核で亡くなっています。
- 日本は「低まん延国」に: 日本は2021年に、人口10万人あたりの新たな患者数が10人を下回り、WHOの基準でいう「低まん延国」になりました。それでも今も毎年1万人前後が新たに結核と診断されています。
- 2週間以上続くせき: せきが2週間以上続く場合は、結核の可能性も考えて医療機関を受診することがすすめられています。
- 複十字のマーク: 結核予防運動のシンボルは、横棒が2本ある赤い「複十字」で、フランスのロレーヌ十字に由来します。
- 日本の結核予防週間: 日本では、9月24日から30日までが厚生労働省の定める「結核予防週間」です。
世界結核デーを過ごすヒント
- 健康診断の結果を見直し、胸部エックス線検査を受けているか確認してみる
- 長引くせきを我慢していないか、自分や家族の体調を振り返ってみる
- コッホやパスツールなど、感染症と闘った医学者の歴史について調べてみる
- 「結核は昔の病気」という思い込みを改め、正しい知識にふれてみる
「昔の病気」ではない結核を知る日
結核は、かつて日本で多くの命を奪い、今も世界の大きな健康課題です。3月24日は、コッホの発見から続く結核との闘いを知り、長引くせきなど自分の体調にも気を配ってみる日です。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日3月24日は『世界結核デー』です。1882年のこの日、コッホが結核菌の発見を発表しました。結核は昔の病気と思われがちですが、日本でも今なお毎年1万人前後が新たに診断されています。せきが2週間以上続いたら早めの受診を。季節の変わり目、体調管理に気をつけていきましょう。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。