5月
15日
ストッキングの日
歴史的記念日最終更新:
ストッキングの日とは
毎年5月15日は「ストッキングの日」です。1940年(昭和15年)5月15日、アメリカの化学会社デュポン社がナイロン製ストッキングを全米で発売したことに由来します。それまでアメリカのストッキング市場では日本産の絹を使ったものが主流でしたが、「石炭と水と空気から作られ、鋼鉄よりも強く、クモの糸より細い」というキャッチフレーズで登場したナイロンが、その座を奪うことになりました。
「ナイロンの衝撃」とその歴史
ナイロンストッキングの登場は、新しい化学繊維が人々の暮らしを変えた象徴的な出来事でした。
- 全米が熱狂した発売日: 発売直後から買い求める人が殺到し、約400万足が短期間で売れたと伝えられています。初年度の販売数は約6,400万足にのぼりました。
- 戦時中のストッキング不足: アメリカが第二次世界大戦に参戦すると、ナイロンはパラシュートなどの軍需品に回され、ストッキングは店頭からほとんど姿を消しました。当時の女性たちの中には、脚に化粧品を塗ってストッキングをはいているように見せたり、脚の後ろに縫い目の線を描いたりする人もいたといわれます。
ナイロンの誕生
ナイロンは、デュポン社の化学者ウォーレス・カロザースの研究チームが開発した合成繊維です。
- 1935年に合成に成功: カロザースは1935年にナイロンの合成に成功しました。石油化学が発達する前の時代で、原料は石炭などから作られていたため、「石炭と水と空気から」というフレーズが生まれました。
- 最初の用途はストッキングと歯ブラシ: ナイロンは1938年に歯ブラシの毛として実用化され、その後ストッキングで一気に知名度を上げました。現在では衣料だけでなく、ロープや漁網、機械部品などにも使われています。
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ストッキングにまつわる豆知識
- デニールとは: 糸の太さを表す単位で、長さ9,000メートルで重さ1グラムの糸が「1デニール」です。数値が小さいほど薄く透け感があり、大きいほど厚手になります。日本では30デニール前後を境にストッキングとタイツを呼び分けることが多いようです。
- パンティストッキングの登場: ストッキングと下着部分が一体になったパンティストッキングは1950年代末にアメリカで生まれ、1960年代のミニスカートの流行とともに世界に広まりました。「パンスト」という略し方は日本ならではの言い方です。
- 伝線とは: ストッキングの糸が1か所切れると、編み目がほどけて縦に線が走ります。これを「伝線」と呼びます。つま先や足の付け根を補強したり、伝線しにくい編み方を工夫したりした商品もあります。
- 宇宙服にもナイロン: ナイロンはアポロ計画の宇宙服の素材の一つにも使われました。
- 着圧タイプの広がり: 足首から上に向かって段階的に圧力を弱める「着圧ストッキング」やソックスは、立ち仕事や長時間の移動をする人を中心に、男女を問わず使われています。
ストッキングの日を過ごすヒント
- 手持ちのストッキングを見直し、伝線したものや古くなったものを整理する。
- 季節や服装に合わせて、デニール数や色の違うストッキングを試してみる。
- 洗濯ネットを使うなど、長持ちさせる洗い方を確認する。
- 身の回りにあるナイロン製品を探して、合成繊維の広がりを実感してみる。
細い糸に込められた、化学の力と暮らしの工夫
5月15日は、新しい素材の登場がファッションと暮らしを大きく変えた記念日です。薄く繊細に見えるストッキングの糸にも、80年以上にわたる技術の積み重ねがあります。毎日身につけるものの歴史に、少しだけ目を向けてみてはいかがでしょうか。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日5月15日は「ストッキングの日」です。1940年のこの日、アメリカでナイロン製ストッキングが全米発売されました。「石炭と水と空気から作られ、鋼鉄より強く、クモの糸より細い」という宣伝文句で大人気に。実はナイロンの最初の製品は歯ブラシの毛だったそうです。新しい技術は意外なところから広がるものですね。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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