10月
1日
国際高齢者デー
世界の記念日国際高齢者デーとは
10月1日は「国際高齢者デー(International Day of Older Persons)」です。1990年12月14日、国連総会決議A/RES/45/106によって制定されました。世界的な人口高齢化に対する意識を高め、高齢者の権利・尊厳・社会参加を促進することを目的とした国際記念日です。
制定の背景
1980年代から世界規模での高齢化が急速に進みました。医療水準の向上により平均寿命が延び、65歳以上の人口が急増していました。国連は1982年に「高齢化に関する国際行動計画(ウィーン計画)」を採択し、1990年に10月1日を国際デーとして制定することで、世界が一体となって高齢者問題に取り組む契機としました。
世界の高齢化の現状
- 65歳以上の人口:2023年時点で世界に約7億7千万人。2050年には21億人に達すると予測されている
- 高齢化のスピード:多くの国で「高齢社会(高齢者比率7%→14%)」に達するまでの年数が短縮されている
- 長寿世界記録:最長寿命は日本人女性・田中カ子さんの119歳(2022年没)。日本は世界最高水準の長寿国
日本における高齢化の現状
日本は世界で最も高齢化が進んだ国の一つです。総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は約29.1%(2023年)に達し、「超高齢社会」と呼ばれています。9月第3月曜日の「敬老の日」とは別に、国連の枠組みで定められた国際高齢者デーは、「高齢者を敬う」という日本古来の価値観と重なりつつも、より広く国際的な視野で高齢化問題を考える機会を提供しています。
「アクティブエイジング(積極的老化)」の考え方
WHO(世界保健機関)が提唱する「アクティブエイジング」とは、高齢になっても健康・社会参加・安全の機会を最大限に確保し、自分らしく生きることを目指す概念です。
- 健康:身体的・精神的・社会的な健康を維持する
- 社会参加:就労・ボランティア・趣味活動など社会とつながり続ける
- 安全:身体的・経済的・社会的な安全が保障された環境で暮らす
今日の過ごし方
- 祖父母や地域のお年寄りに電話や手紙で近況を伝える
- 高齢者福祉や介護に関するニュースや政策に目を向けてみる
- 「自分が高齢になったとき、どう生きたいか」を考えてみる
- 家族で集まって、長老の話や昔の記憶を聞き、記録しておく
人生100年時代を、豊かに
国際高齢者デーは、老いを「負担」ではなく「人生の深み」として捉え直す日です。社会全体で高齢者を支え、また高齢者自身が社会に貢献し続けられる仕組みを整えることが、すべての世代にとっての豊かさにつながります。10月1日、あなたの周りにいる大切な人へ、ありがとうの気持ちを伝えてみませんか。
PR 関連商品