10月
23日
ハンガリー革命記念日
歴史的記念日ハンガリー革命記念日とは
10月23日は「ハンガリー革命記念日」です。1956年10月23日、ブダペストでソ連支配に対する学生・市民の平和的デモが武装蜂起へと発展しました。ソ連軍の介入により11月4日に鎮圧されましたが、この日はハンガリー人の自由への意志を象徴する記念日として、現在もハンガリーの国民の祝日に定められています。
革命の経緯
第二次世界大戦後、ハンガリーはソ連の衛星国として共産党独裁体制下に置かれていました。スターリンの死(1953年)と「スターリン批判」(1956年)を機に、東欧各地で変化の機運が高まりました。
- 10月23日:ブダペスト工科大学生らがデモ行進。スターリン像を引き倒す群衆と合流し、一夜にして武装蜂起へ発展
- 10月25日〜11月3日:ソ連軍が一時撤退し、改革派のナジ・イムレが首相就任。複数政党制・中立化宣言も行われた
- 11月4日:ソ連軍が再侵攻。戦車がブダペストに入城し鎮圧。死者は推計2,500〜3,000人
- 難民:約20万人がオーストリアを経て西側諸国へ亡命
歴史的意義と現代への影響
- 冷戦の分岐点:西側諸国が「鉄のカーテン」内側には介入しないことを事実上認め、核戦争の危機を回避する転換点となった
- 1989年との連続性:ハンガリーは1989年に最初に国境を開いた東側諸国。ベルリンの壁崩壊の引き金となった
- 10月23日の二重の意味:1989年の民主化宣言がこの日に重なり、自由と民主主義の象徴として一層意味深い祝日となった
今日の過ごし方
- 映画「ミッドナイト・イン・パリ」など東欧の歴史を背景にした作品を観る
- ハンガリー料理(グヤーシュ・ランゴシュ)に挑戦し、文化を味わう
- 「自由とは何か」「民主主義を守るとはどういうことか」を身近な人と話し合ってみる
スターリン像を引き倒した夜に誓ったもの
1956年10月23日の夜、ブダペストの若者たちはスターリン像を引き倒し、自由を求めて声をあげました。その声は銃声によって封じられましたが、消えることはありませんでした。33年後の1989年、ハンガリーは静かに鉄のカーテンを開け、冷戦終結の先駆けとなりました。
PR 関連商品