富士山山開き
季節の行事最終更新:
富士山山開きとは
毎年7月1日は「富士山山開き」の日です。日本最高峰(3,776m)の富士山で、夏の登山シーズンが始まる日です。山梨県側の吉田ルートは例年この日に開山し、麓の北口本宮冨士浅間神社などで開山祭が行われます。静岡県側のルートは例年7月10日の開山ですが、2026年は須走ルートも7月1日に前倒しされました。
富士山山開きの歴史
富士山は古来から信仰の山として崇敬されてきました。江戸時代には「富士講(ふじこう)」という民間信仰団体が盛んとなり、庶民の間で富士登山が広く行われるようになりました。かつての山開きは旧暦の6月1日に行われていましたが、明治以降に新暦が採用されてからは7月1日が定着し、現在に至っています。
- 山梨県(吉田ルート):7月1日に北口本宮冨士浅間神社で開山祭が行われる
- 静岡県(富士宮・御殿場・須走ルート):例年7月10日に開山(2026年は須走ルートのみ7月1日)
- 閉山:例年9月10日に閉山。閉山期間中の登山は非常に危険
2013年の世界遺産登録とオーバーツーリズム対策
2013年6月22日、富士山は「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。登山者の増加に伴いオーバーツーリズムが課題となり、2024年に吉田ルートで通行料(2,000円)と夜間の通行規制が始まりました。2025年からは静岡県側を含む全ルートで1人4,000円の入山料(通行料)が徴収され、午後から翌未明までの入山も制限されています。金額や規制の内容は年ごとに見直されるため、登る前に山梨県・静岡県の公式情報を確認しましょう。
富士山登山の基礎知識
- 主要ルート:吉田・富士宮・御殿場・須走の4ルート
- 所要時間:登り5〜8時間、下り3〜5時間(ルートにより異なる)
- 高山病対策:登山口の五合目(吉田ルートは約2,300m)で1時間ほど体を慣らしてから登り始めるのが目安。水分補給とゆっくりしたペースを意識する
- 装備:防寒着(山頂付近は夏でも5℃以下)・レインウェア・ヘッドランプは必携
- ご来光:山頂からの御来光は登山者最大の目的のひとつ
富士山山開きにまつわる豆知識
- 「一富士二鷹三茄子」:初夢に見ると縁起が良いものの筆頭に富士山が挙げられる
- 影富士(かげふじ):朝日や夕日に照らされ、雲海や地上に三角形の富士山の影が映る現象
- 富士塚:江戸時代、富士山に行けない庶民のために各地に作られた富士山を模した小山
- 弾丸登山の危険性:山小屋に泊まらず夜通し登り続ける「弾丸登山」は高山病・低体温症のリスクが高く、控えるよう強く呼びかけられている
富士山登山を計画するなら
- 7月上旬〜8月中旬が最も登山条件が整う時期。混雑を避けるなら平日・雨天翌日が狙い目
- 山小屋での仮眠を含む余裕ある行程を組み、高山病・疲労トラブルを防ぐ
- 入山料(通行料)や事前登録など、その年のルールを公式サイトで確認してから計画を立てる
日本最高峰が教えてくれること
7月1日の山開きは、古くから信仰の山として敬われてきた富士山に向き合う、夏の始まりの行事です。山頂からの360度の地平線は、日常の悩みをリセットし、新たな視野と勇気を与えてくれます。今年の夏、富士山という「日本人の心の故郷」に思いを馳せてみましょう。
朝礼・スピーチで使える一言ネタ
今日7月1日は『富士山山開き』です。山梨県側の吉田ルートが例年この日に開山し、静岡県側は例年7月10日です。昔は旧暦6月1日が山開きでした。最近は全ルートで入山料が必要になるなどルールも変わっています。登らない人も、今日は窓の外の山を少し眺めてみませんか。
朝礼・社内報・スピーチの話題にそのままお使いいただけます。
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