10月
26日
柿の日
食べ物の日柿の日とは
10月26日は「柿の日」です。全国果樹研究連合会カキ部会が制定しました。1895年(明治28年)10月26日、俳人・正岡子規が奈良・法隆寺を訪れ「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」という名句を詠んだとされる日にちなんでいます。秋を代表する果物・柿の美味しさと、日本文化における深い関わりを見直す日です。
正岡子規と柿の句
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は、日本の近代俳句を確立した正岡子規(1867〜1902年)が詠んだ不朽の名句です。柿を食べていると法隆寺の鐘が鳴り響く——視覚・聴覚・味覚が交差する豊かな秋の情景が17文字に凝縮されています。
- 詠んだ背景:子規は当時松山の旧友・夏目漱石を訪ね帰途に奈良へ立ち寄ったとされる
- 「柿食い虫」の子規:子規は柿が大好物で、病床にあっても柿を楽しんだエピソードが多く残る
- 「子規」の由来:俳号「子規(ほととぎす)」は血を吐くまで鳴き続けるホトトギスから。肺結核を患いながら近代俳句を切り拓いた姿勢と重なる
柿の豆知識
- 日本の柿生産:年間約20万トン以上を生産。和歌山・奈良・福岡が主要産地
- 甘柿・渋柿:完全甘柿(富有柿・次郎柿)は生食に最適。渋柿は干し柿・柿酢・タンニン利用に
- 栄養価:ビタミンCが豊富(1個でほぼ1日分)。β-カロテン・カリウム・タンニンも含み「医者いらず」と称されることも
- 干し柿:秋冬に作られる保存食。甘さが凝縮し、ビタミンA・食物繊維が豊富
- 世界の柿:英語では「persimmon」。中国・韓国・イタリアでも栽培・食用される国際的な果物
今日の過ごし方
- 旬の柿をそのまま食べ、自然の甘みを楽しむ
- 干し柿作りに挑戦する(秋晴れの続く時期が最適)
- 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」を声に出して詠み、俳句の音とリズムを感じる
- 奈良・法隆寺を旅のプランに加え、子規と同じ秋の情景を想像する
一句の中に宿る秋の豊かさ
柿の橙色と法隆寺の鐘の音——130年前に子規が感じた秋は、今も変わらず10月の空の下にあります。10月26日の柿の日に、旬の一粒を味わいながら日本の秋に想いを馳せてみましょう。
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