9月
9日
重陽神事と烏相撲
季節の行事重陽神事と烏相撲とは
9月9日は、京都市北区の賀茂別雷神社(上賀茂神社)で「重陽神事と烏相撲」が執り行われる日です。「陽」の数である奇数の中で最大の「九」が重なる重陽の日に、菊花を本殿に供えて無病息災を祈願した後、烏相撲が奉納されます。
八咫烏の伝承に由来する、ユニークな奉納相撲
烏相撲という珍しい名前の神事には、上賀茂神社ならではの由緒が込められています。
- 烏相撲の由来:上賀茂神社の祭神の祖父にあたる賀茂建角身命が、八咫烏に姿を変えて神武天皇の東征を導いたという伝承と、悪霊退治・五穀豊穣を願う相撲が結びついた神事とされる
- 神事の流れ:神職が烏の鳴きまねをしながら横飛びする「烏飛び」の所作を行った後、氏子の子どもたちによる相撲が奉納される
- 重陽の節句との関係:五節句の一つである重陽の節句にあわせて行われ、菊の香りとともに邪気を払い長寿を願う行事として続けられている
子どもたちが主役を務める、伝統の継承
烏相撲で土俵に立つのは、地元の氏子である子どもたちです。世代を超えて受け継がれてきたこの神事は、伝統文化を次の世代へとつなぐ大切な機会にもなっています。
今日の過ごし方
- 上賀茂神社の重陽神事・烏相撲の様子を調べてみる
- 八咫烏や賀茂建角身命にまつわる伝承について調べてみる
- 重陽の節句にちなんで、菊を用いた行事や食文化に触れてみる
- 機会があれば、実際に上賀茂神社を訪れてみる
菊の香りとともに受け継がれる、古都の秋の神事
菊花に無病息災を祈り、子どもたちが相撲を奉納する――上賀茂神社に伝わるこの神事には、京都の長い歴史と地域の絆が息づいています。9月9日は、重陽の節句とともに受け継がれてきたこの伝統行事に、思いを馳せてみませんか。
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